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2008/2/2(土)

もってけ「第73回 有明まんがまつり ・3日め」

ある意味、今回は不作か?という思いがだんだんもたげてきて、「3日めの同人誌は来年あたまにて」打ってからひと月以上の月日が流れた。
GHPも無くなったし、もうコミケは行かなくてもよいような気がする。
買った本を読み返すこともない。
なのにこの時期に3日の買った本をネット上に入力するのは、お金がないから今回の戦利品を明日とらのあなに売りに行こうと思うから。
せっかく買ったので、記録には残しておこうと思ったからだ。

3日め
初音ミクもの
コミケにウンザリした最大の理由、初音ミク。
全部話が同じで、アイテム〜ネギやしましまぱんつ迄同じ。
こういう現象に経済的に当るとつくづく東浩紀のいうことが信じられなくなる。
〇翼/シュウジ「ミクミク」
〇しもやけ堂/逢魔刻一「VOICE SEED」
〇怪奇日食/綾野なおと「Oscilloscope」「MIX-UP GM73」
〇電気ショック「AmazingTune」
以上が3日めにおけるその実例であり、内容や感想・批評は特にない。
その他にも、表紙は初音ミクのイラストブックがこちら。
〇ハースニール/みさくらなんこつ「ColorhullChop※2」
〇りとる☆ハムレット/きぃら〜「あべこべくらぶさんどでOn the Rock!!」
どれを読んでも思ったが、初音ミクにセックスは似合わぬ。

ニアもの
08年アニメガール私上最大のヒット、ニア・テッペリンのエロ・・・、このコも濡れ場が不自然、っていうか、キャラへの愛がオレよりないからそう思うのか。
〇LEMMING(S) /ゲルハルト他「XXX」
〇/ゆかわ他「ゆめ努力ゆめ」

〇怪奇日食/綾野なおと「有希印」
でミク・ニア以外の本ですが、さっそく何で買ったか理解に苦しむほどに、画が劣化した長門本です。
どれも1分以内に読める同人誌、なのに全部読んでないほどに酷い。

〇むむむ印/MUMU「ひめかん」
何故かゲームが一回もやってないのにグラドリエル本を買うことが多いのはセガ派だからか。
〇シモボード「TIME」「ちゃいるどちゃんねる うみch」
短髪女子いいよなぁ〜、明日売っちゃうけど。

〇ちゅうに/KIMちー「なぜならばっ!!」「連開花」
何故か長年買えなかったサークルちゅうにの同人誌。

〇BELLS BRAND/いずみべる「Loop3」「parano」
エロ無し、写真取り込みでCG多用、A4の美しい仕上がり。
前者は「ハルヒ」の長門・朝倉本で、後者はネット上で公開されているオリジナル漫画のグラフィック集。
どちらも笑っちゃうくらいセカイ系していて、このジャンルの最前線も最早形骸化しているのではないかという疑問が浮ぶほど。
2冊共高く、勢いで買ってしまったが、今から考えると後悔8割なのは、読み返すことを念頭に入れてなかったから。

〇前方不注意/くろば「柊姉妹愛撫マニュアル」
今回いちばんデキのいいエロ同人なので、売るべきか、今も悩んでいる。

〇宝魂/ゴージャス宝田「よろしきお願いそマ●コですわっ」
2008漫画界最大の傑作「キャノン先生トばしすぎ」の作者自身によるエピローグ。
ここ迄くるとロリでなくともいい気がする。

〇幻視球/bono「ORBITvol.5」
谷口悟朗監督を研究した批評で、コピー本でありながら志と着眼点は高い。
こういうサークルが後5つくらいあれば、アニメ批評は活気付くハズ。

〇虎馬書房/米沢英子「米沢嘉博に花束を 増補改訂版」
フと見つけた米沢代表追悼集。
そのスジの書き手による追悼文と漫画、それにヨネヤンの漫画、年譜・書誌など、データ好きの氏への最後の挨拶に相応しい資料に溢れる。
コミケ中心に生きるのもう限界かもしれない。

2007/12/30(日)

もってけ「第73回 有明まんがまつり ・1日め、2日め」

2日共に絶妙に雨を避けられた、今回の冬コミの同人誌を紹介する。
3日めの同人誌は来年あたまにて。

1日め
〇AREYOUHAPPY?/あさいいちこ「COIORFULCOVERGIRLVOCALOID」「貧乳っていったい何ですか?」
前者は初音ミクらヴォーカロイド本、後者はニア本。
岩田次夫は男にとってエロ同人誌は味噌や醤油である、という名言を残したが、そのセオリー通りに、とりあえず買ってみましただけ。
ともかく1日め2日めの壁際男性向け創作の悪いところ〜頁数が異様に少なく、流行りもののキャラで、複数冊出す、という悪辣な商売根性だけが目立つ。
このニア本、ネット通販で見かけて欲しいなぁ、と思っていたやつの在庫売りなのだが、8頁、実際の漫画は6頁というサギみたいなもんだ。
だが、せっかくここ迄来たからなんかエロを、それもあまり並ばないけど、少しは並んでコミケ気分を味わいたいがためだけにある。
特筆する点はないが、こういう理由で買ったワケ。

〇toMYSOUL!/えむる「牛丼、並盛り、ネギミクで。」
ホムペで画に惚れて買ったのだが、悪くない。
ミクものでエロは一人暮らしの男の家に突然ミクが現れて、エッチなことに、というパターンが8割は占めるんだろうな〜、と思わせる1冊。
確かに願望だが、健康な成人男子ならば持っていてもおかしくない健全な欲である。
そのような意味ではミクへの愛に溢れている。
でも取ってつけたようなタイトルを本編のキモにするのは如何なものか。

〇Fi-eltz/AokoKiryo「7番目の天国」
シムーンのリモネとドミヌーラ本。
画がまったく趣味ではないが、めつらしいカプなので買った。
まったく私の妄想と逆なので、こない。
でも、つくづくシムーンはもっと同人誌で書かれていいアニメと再確認させてくれた。

〇科学魔界/巽孝之「科学魔界49号」
初めて買った老舗SFサークルの会誌。
既に懐かしい名前となった巽孝之による、米沢嘉博の追悼号。
文章もので1000円だから迷っていたら、売り子のおばさんというよりおばあさんに近い年齢のご婦人から、「あと2冊よ!買ってきなさいよ!」と云われ購入。
やっぱ昔のファンジン気質はよい。
知らない世界なので、全部読むつもりではいるが、創作とか辛そう。

〇法政大学SF研究会/はいぢる他「書籍化ケータイ小説全レビュー」
見た瞬間噴出して大笑いしそうになったが踏み止まり、マジメそうな若人より購入。
大学サークルでこの笑いのレベルの高さは素晴らしい。
書誌学的な事柄とあらすじが懇切丁寧なのが、この手のネタの魂を熟知している証拠。
ツッコミは<付録>と称した別冊(表紙は焚書)で展開し、その文体もステキだ。

〇潟tロンティア・ワークス/KEI他「初音ミク鈴音リン公認ファンブック」
このオレ様が企業ブースに2時間半並ぶとは!
プロデューサーの佐々木渉のインタビューに、イラストのKEIの表紙、声素材の藤田咲のコメントだけで公式感たっぷり!
会社がこの手の簡易オフセ本を作って企業ブースで売るのは、コミケに協力という姿勢を示す感じがして好感が持てる。
ところがひぐらしグッズで大儲けしていたが(他の奴らはほとんどそれ)。

2日め
〇山猫BOX /ナナセミオリ「おしかけ!ヴォーカろいど」「鏡の中のもう一人の私」
前者はミク本で、後者はらき☆すたのかがみとこなた本。
18禁ではない、いわゆる健全本、だが妄想は月並みだがマジな感じがグー。
ミク本はタイトル通りのコテコテのベタ展開だからコミケ全体でベタネタのアンソロジーと化しているかのよう。
後者はかがみん好きが等しく持つ、実はよい娘ぶりを堪能できる。
どちらもエロ無しで勝負し、少女漫画的アプローチに好感を持つ。

〇柴連名/なかま亜咲「かがみんハアハア本」
画は好みではないが、タイトルに釣られて買った。
つくづく思うのだが、一発勝負のコミケ、帰宅して買った本を並べると露骨に自分の無意識が出るから怖いね。
エロではあるが、どうしようもない展開とどうしようもないオチでなんか得した気分。
かがみんはかわいいよな〜。

〇宇宙りんご/ウメ他「あさなぎ」
画が個性的な作家たちによるシムーン本。
続編が作れないほど確固たる終り方をしたシムーンは同時に堅固な世界観を提示してくれたので、この手の短篇連作向きと云える。
そしてキャラたちに対し「あいつは今頃どうしてるんだろう」と思わせるものがあるから、この手のアナザーストーリーや後日談が面白くなる。
つくづくもっと評価されるべきアニメだよ。

〇エ〇〇ムス/いち〇他「そんな日々。」
友人姉妹によるおおふり本。
義理と云えば義理だが、やおい特有の尖った画ではなく、柔らかい筆使いはけっこう好き。

〇全日本愚民連盟/みりん「くずてつ」「クロガネ」「軍団帳」
なんとなく前を通りかけて売り子でおそらく作者の同い年くらいのご婦人に「カード4枚付けるよ!」と云われて買った大好きな、東映特撮最高傑作の超人機メタルダー本。
カード含め全部で800円で、帰宅して読んで驚いた。
この画のレベルとマニアックなネタとサービス精神でこの値段は安い!
最近の特撮島は生もの好きのやおい島と化した中、よくもまぁ、こんなグレードの高い特撮スピリッツ溢れた作品を出したものだ。
ともかく傑作、次回の行く!

〇ARE/有馬泉「セーラームーンはかわいいか?」
コピー紙1枚で、値段はいくらでもいいと云われたので、印刷代+執筆料で20円置いてきた。
だが流石はAREである。
この1枚で、文芸批評が瓦解し、おたくカルチャーが代わりにのし上がってきた理由がほぼ解明された。

〇ROM/小林晋他「RON127号」
プヒプヒの新刊が、苦手なダンセイニだったので、委託のこの本を試しに買う。
小林晋は単純なあらすじ紹介の文ですら読み辛いというのはどういうことか?
それよりも配布されていたペーパー<鮎川哲也未収録推理小説集「夜の演出」>に驚愕した!

この他にも<はちゅねネギマフラー>を購入。

2007/8/25(土)

もってけ「第72回 有明まんがまつり ・8月19日〜最後の悲劇」

ゴッドハンドが私を置いて解散してしまった。
不毛と呼ばれた90年代に登場し、おそらくは唯一その時代を代表すると思われる集団であった。
今でも目を閉じれば遭ったことのないハズの人々が走馬灯のように甦る。
狂人を気取る詩人・右大臣、変態と名乗るワリにスタンスはいちばん常識人の左大臣、皆のスーパースターだったキ長、結婚して一足早く巣立った隊長、壮絶な一発屋・カイザー、新たな領域を切り開く・シ匠、直ぐ脱ぐB、色々なものを先取りしていた車掌、あくなき挑戦者・ダースベイダー、その他にも警察官や小学生ハンターら沢山のメンバー、きょうじゅを始めとするゲストメンバー、MARCYどっくら絵師、これは次郎長一家や梁山泊に、イエスや孔子の教団に匹敵する見事なキャラクターズであった。
この国は初期に異端と見られ、そのうちメインストリームになる男たちの集団が歴史を動かしてきた。
特に近代は幕末の志士たちから始まり、硯友社、白樺派、新感覚派と続き、戦後、近代文学一派からトキワ荘に移り、政治〜文学〜サブカルチャーとその舞台を移し、それは70年代末期から80年代にかけての、米沢嘉博<コミケット準備委員会>、法月綸太郎ら<京大ミステリ研>、黒沢清<立教パロディアス・ユニティ>、庵野秀明や山賀博之らの<ガイナックス>に結実し、幕を閉じたかに見えた。
彼らは社会主義的コミューンであり、憂国の志士であり、同時のそれらのパロディであった。
そして全的枯渇の90年代に現れたのがこのゴッドハンドであった。
70年代シーンを引きずる先の四団体はイデオロギーを払拭したが、未だ<性>や<エロス>は濃厚で、それは彼らが生み出した作品を観れば・読めば判ることだ。
彼らはモテるために、そして実際団体内で有名なカップルをサルトルとボーヴォワールの如く生み出した。
だが、ゴッドハンドは違った、根本的に違った。
彼らが掲げたものはオナニーであった。
発表すればモテるどころか、忌避される。
それは90年代的露悪趣味とも違った。
そもそもコミケという場では絵が書けないことは致命的で、文章ものは二流とされていた。
そこで書くことが他にないから仕方なく・なんとなくオナニーついてカいた。
だからGHP創刊号は9部だけ刷った。
よく12年も続けられたものだ。
彼らとて、生身の女性が嫌いな者が全員ではない。
特に右大臣は語らぬが、行間から多くの失恋体験が滲み出る。
嗚呼!1970年にゴッドハンドがあれば、三島由紀夫は死ななくとも済んだのに!
ゴッドハンドは同性愛者の集団でもなかった。
これは80年代的ゲイリブの組織とも違った様相を呈する結果ともなる。
だが同時に隊内には性同一化障害の者迄内包した。
いったい、オナニーするのに、エロ同人誌を買うのに群れる必要があるのか?と人は問うだろう。
説明出来ないものがあった。
それは12年分の刊行物を読む以外にない。
それは芸であったし、自己表出であったし、記録であったし、同時代証言であったし、ゲームであったし、なにより運動であった。
おそらく20年後にはゴッドハンドプレスは希少価値のある歴史的文献となるだろう。
歴史と云えば今回発刊された最終刊行物「GOD HAND Zero」には年表があり、そこには隊内の事件・出来事以外にその時期の事件が紹介されるが、そこには隊内で話題になったもの・オウム事件や9.11といった大きな事件に混じり、<スーパーフリー>の集団連続暴行事件が記載さいるのは象徴的である。
<ゴッドハンド>と<スーパーフリー>は同じ早稲田大学のサークルとして同時期に始った。
そして仲間で愉しく・ホモに行かずに・射精する、という観点で云えば、実は双子のような組織だ。
この頃から右大臣は明確にやらしさではなく優しさを採る<ロマンティック・オナニー>を推奨し、二次元以外に人形を愛で、自分の少女趣味をカミングアウトし、シ匠というモノホンを導入し出す。
確実に左大臣や隊長はこのノリに付いて行けなかったのがその頃の誌面を読むと確実に判る。
右大臣は、自分が二次元であろうと妄想であろうと女を犯すくらいなら、性癖を暴露して自分が犯される道を選んだ。
ヌーヴェルバーグがなによりゴダールなら、ゴッドハンドはなにより右大臣であった。
だが我々はここに壮絶なる凄惨な光景を目の当たりにする。
女を暴行する集団とオナニーする集団、とは、今迄組織にはサブであったものがメインに躍り出たことを意味する。
二つは連合赤軍の鬼子であった。
最早革命に、スポーツに、文学に、付きまとう<性>ではなく、<性>しか我らの手元にはないことを意味する。
隊長の結婚、キ長の就職、左大臣の同人界への深入りは右大臣以外の可能性の示唆でもあった。
思えば、何かをやらなければという思いにかられた者が道を踏み違う余地を産み出す。
私自身、20代はそれで費やしてきたようなものだし、右大臣と似たようなこともして、同年齢の右大臣と同じく、ようやく<会社人・社会人である凡庸な私>に耐えられるようになったのかもしれない。
右大臣を私は全く知らない。
だが初期の頃は売り子で遭ったことあるかもしれないし、90年代から本格的にコミケにイキ出した私はゴッドハンドプレスが教科書だったから壁際サークルの列で一緒に並んだかもしれない。
なにより住所から察するに我が部屋からチャリで15分くらいの距離に住んでいる。
私はこの人がどういう人だかを知っている。
一人。部屋で酒でを呑む時にどの時代の女を思い出すかを知っている。
去っていった仲間をどのように今思っているかを知っている。
職場でオタク話が始められたらどのようにかわすかを知っている。
変態を自称しながら未だ結婚願望があるのを知っているし、未練は捨てたが希望は未だふつふつと胸の奥に燃えているのを知っている。
右大臣・・・、右利きだから付けられたこのホーリーネームは異常な特性を表す他のメンバーの名に比べ、自分がタダの人間だと叫んでいるかのような名前だ。
だが彼はそれを知るのに12年かかった。
私はここに人間の尊さを見る。
芸術作品や商品に自慰的とする揶揄は多いし、女のそれは商売になる。
だが我々は真摯に語れば、なにごとも尊さを醸し出すことを知った。
忘れない、忘れるものか。
あばよ!ダチ公!

2007/8/19(日)

もってけ「第72回 有明まんがまつり 3日め〜Zの悲劇」

少々遅れたが、19日コミケ3日めに購入した同人誌を紹介する。

コードギアス本
〇ろ〜たり〜Engine/神無月元史「こどもぎあす。」
C.C.が突然幼女になり、実はロリコンだったルルーシュを誘うが、ロリの血に目覚めたルルーシュにイジられ、ハメられるという話。
幼女でもC.C.に見え、二人の人並み外れた関係がこのようなポルノグラフィな展開を許してしまう。
名台詞「言われた途端にこんな締め付けてくるようでは、隠していることにならないぞ」

〇片励会/かわらじま晃「ジーカレント」
カレンがゼロのためにスザクと寝るという話がメインで、アニメを忠実に再現したようなセルめいた画が特長だが、なにより例の24&25話の話を核にして間に合わせた努力に拍手。
オナニーをしているニーナを襲う会長、ラブラブ扇&千草、コーネリア&ユーフェミア姉妹を犯す東堂&ディートハルト、とギアスネタで思いつくエロをたいていやっているので、とりあえずギアスでエロを、という発想だったので、ちょうど良かった。
名台詞「こんな時・・・ こんな状況でも 男は過去にすがり 女は現実を都合よく見ようとするものらしい」

グレンラガン本
〇七つの鍵穴/七瀬智志「ニアの疑問は解決しましょ」
これから数冊のニア本を紹介するのだが、どれも<世間知らずの天然娘・ニアが、ワケも判らずエッチなことをしでかす>と多極化が叫ばれるエロ同人会において、水戸黄門ばりのステロタイプな話が全てである。
画力はイマイチだが、先に記したニアの個性をよく捉えている。
ガイナ女はかわいくても、幼くてもちゃんと月経はあるようなリアリズムが心地よい。
名台詞「そう・・・ そうですね それならば私はシモンとだけすることに致します 私はシモンのことが誰よりも好きですから」

〇芸は身を救う!!/華瑠羅 翔「ガイナック集」
グレンものの他にタイトル通り、ユーシィやまほろものも収録、観てないので飛ばすが、心意気は買う。
名台詞「エロい!!ニアエロい!!!ニアってこんなエロい娘だったのかっ!!?」〜くだらね〜な。

〇春画部「もみたし!」
ニアとロージェノムの他、カミナ&ヨーコ、黒の兄弟、と三本で構成されるのでファンはこれ当りを買っておけば満足だろうが、ニア&シモンが無いのでオレは不満だ、ってオレ、けっこう普通だな。
名台詞「たくさん我慢ができるとご褒美に好きなだけ気持ちよくしていただけます」

〇枕々/夜ふかし他「HYBRID×RAINBOW」
黒の兄弟のキャル&四天王のグアーム、ニアとヨーコ&村人、という微妙に基本を外した構成が愉しめる。
このニアは唯一、忠実にお胸を小さく描いているのところに好感を持つ。
名台詞「あっ、とうとう挿入れてしまうのですね」

らき☆すた本
〇酸欠集/さんずい「今日も空回り」
案外長く、コンスタントに買っている酸欠集が流行りのらきすたで書くとは意外だったが、ヌルい世界とピントのズレた笑い、等身のワリに皮膚感覚でクるエロなど相性がよい。
名台詞「いやー もってけセーラーふく歌っていたら本当にもっていかれてしまったよ ワハハハ」
追記〜凄くゾンザイな6頁のコピー紙を貰う。併せてかがみんの積極的なマゾっぽさがよく出ていて彼女のアニメとは違って一面が見られて嬉しい。

〇リリーマルレーン/きのはらひかる「ああああ」
みゆきさんもので、実はコピー紙一枚。
何故か島で売られていた。

〇シン・ツグル対策本部「もってけペーパー」
これもコピー紙で、これは新刊が落ちたから。
新刊タイトルが「こなた、オフ会で即ヤらせる!」だけあっただけにザンネンである。

その他二次創作エロ
〇ホテル・グラスワイン/田中ひろし「シスタープリンセス」
シスプリと怪物王女を使い、タダの不条理ギャグでしかなく、笑えなく、エロもないが、そのフシギな空気だけでこのサークルは買いだ!
名台詞「いやー世界が平和になったからついたるんじゃってね」

〇ハースニール/みさくらなんこつ「おっぱいカフェ オリジナルジェネレーション グランドオープン」
コミケ3日めの午後、もう一冊くらい大手のエロ欲しいなぁ、と思った時はやはりハースニールだ。
今回はスパロボらしいが元ネタを知らなくてもここ迄おかしいエロ同人誌はそうそうないので、落胆する必要がない。
頭より大きい二つの乳房を持つ、三人の娘が徹底的に、性器・肛門・乳の出る乳房の両穴を犯され、画質と女たちの表情は崩壊し、台詞と精神が壊される怪作。
どこかセリーヌを思わせる。
名台詞「クスハお客様のお口にいっぱいお乳射しちゃいましゅっ」「あ・・・あたし女の子に生まれてよかったぁ・・・おんなのこっ さいこうだよぉっ!!」「おっぱいのあなとおまんこあなをチンポでほじられてアヘ顔になっちゃうドスケベな彼女にしてください!!ギャハハハ彼氏クンかわいそー」「私・・・本当に幸せだぁ・・・こんな・・・気持ちいいの・・・さいこうだよぉ」

〇直道館/MARCYどっく&ホルモン恋太郎「精飲天使2-スペルマエンジェルズ-」
並ばないで買える大手で、更にスジが無く、脳軟化障害を起こしそうな直道館の新刊は既に元ネタとのギャップで愉しませるなどの狙いもなく、年端のいかない幼女(どっく)、少女(恋太郎)がえんえんチンポをしゃぶり、精液をすするだけの異空間を漫然と眺めるのみ。
GHPの表紙を飾っていた頃が懐かしいと云える大人にオレもなった。
名台詞「みんなおちんぽみるくいっぱいだしてね」

〇自爆SYSTEM/涼樹天晴「OWABI-2007.08」
続きものの新刊が落ちたので出したがオフセで、イラスト集だが少々ストーリーがあるので満足。
妊娠小学生や巨乳小学生が一枚画ながらも躍動感アリ、素晴らしい。
名台詞「未だ赤飯前だから子宮内にいくら精子を出しても妊娠しないからという甘言をもちい快楽にひたる兄」

〇逢魔刻一「DRCHID SPHERE」
なんかゲームが元ネタらしいがさっぱり知らず、ところが、異母姉妹の愛情溢れるプレイを丹念に46頁書き込む力量に圧倒される。
異世界ファンタジーという世界を利用したエロの展開といい、次回も愉しみなサークル。
名台詞「ふふ・・・妹というよりも大っきい赤ちゃんが出来たみたい」

〇漆黒のJ.P.S./蓮実江蘭他「CHID OF FORTUNE2.5」「HEART SHAKING」
絶対少女だと思って3日めの大事な午前の90分をかけて並んでしまったので紹介は悔しいから避ける。
あまりにも悔しいので、そんなに悪い画でも質でもないが、使ってないよ!

オリジナル
〇マヨネーズ幕府/せきはん「私の大好きなお姉さん」
田舎の、通学向けのバス内で、中学一年の女子に声をかける中学三年の同性の先輩。
バス内では恥ずかしいと、先輩は近所に廃墟に彼女を誘う。
かわいらしい画でベタな展開だが、発育がよい時期の女子特有の、新陳代謝活発時代の、臭さが臭い立つ。
少女たちの誤った遊び、という主題を書き続けるワリに、既に女の嫉妬や独占欲をさりげなく書くテダレな作家である。
名台詞「あ・・・お母さんが買ってきたブラ・・・恥ずかしいな・・・」

〇宝魂/ゴージャス宝田「あくまでパクるとゆうのなら女エロマンガ家には女エロマンガ家のカタのつけかたがあります」
我がコミケに通い続ける理由の一つ、ゴージャス宝田。
四肢切断少女と担任教師の愛と性を描く「ゆらゆら」やリアルに兄妹の近親相姦を綴った「空とぶ妹」など商業ベースではない、コミケオリジナルの作品は現在の日本文化の最前線にあると云ってよいほどの出来栄えである。
って、今回は商業連載の番外編かっ!
最近多いよ、ゴージャス!
ところが、ゴージャスの凄味は先に挙げたようななさそうなポルノグラフィな展開においてやるべき最低限の倫理を必ずやるので、本作も12歳の少女は淫乱エロ漫画家というなさそうな話でフシギなリアルをあることで与えている。
おそらく吾妻ひでお以来の逸材。
名台詞「思いしったか!男エロマンガ家めー!」

〇からまん/唐沢なとき「パチモン大王Vol.5」
現在で最も偉い唐沢なをきの昔の無断キャラクター商品を笑う連載の総集編。
あれだけオタクをバカにしていたなおをきがここまでコミケにはまるとは結婚とは恐ろしい。
未読、というか秋頃読むのをいつも愉しみにしている。

〇ゴッドハンド/右大臣他「GOD HAND Zero」「七瀬ごろごろ」「七瀬いもぞう」
あのゴッドハンド、解散!
ちなみに七瀬本新刊ごろごろと七瀬総集編いもぞうも買う。
次回詳しく<ゴッドハンドと私の10年>を打つ。
うだいじ〜ん!
名台詞「オナニーは罪深い行為だ どんな美辞麗句をもってきても美化などできない〜同時に どんな言葉でもそれは否定できない」

さらば!遠き日!

2007/8/18(土)

もってけ「第72回 有明まんがまつり 2日め〜Yの悲劇」

本日は実質2サークルしか廻る予定がないので、チュートリアル本を買う女子と合流し、付き合いで行くというモチベーションを付加しました。
流石に私も3日間行くほど多趣味ではないのです。

〇エディション・プヒプヒ/垂野創一郎「スタニスワフ・レム 発狂した仕立屋・その他の抜粋」「ボルヘス推理小説書評集」
昨年「『幻影城』の時代」という破格の本を出した(買えず終い)プヒプヒの新刊と増刷。
レムとボルヘスというだけでもよい選択なのに、内容もまた素晴らしいラインアップである。
昨日の<探偵小説研究会>よりも確実に志は高い。
編集・装丁・翻訳全てにおいてシンプルにして華麗。
ただ幻想小説ファンだから仕方ないのか本人は神経質そうでとても怖かった。
でもこれからはこのサークルの本は必ず買うことに決定。

〇しましましすてむ/なぎさゆう「ないしょのほけんたいく」「涼宮ハルヒの大研究!」(おまけ本付き)
C.C.さくらとハルヒの18禁に、らき☆すたのエロイラスト集。
女子向けの二日めにエロの男性向け創作を見つけるのも、むつかしいのに、更に良作となると限られる。
それでも列には3サークル並んだが、ここだけしか買わず、後2箇所は15分待って手に取り、置いた。
今更ハルヒ本だが、やっぱりヒロインのハルヒがいちばんかわいいと納得する。
更に今更さくら本だが、私は本編を一度の観ておらず、18禁だけはやたら持っているので、ひょっとしたらこういう少女姦を本編でも日常的に放映していたのではないか?と錯覚してしまう。

〇※※※※※S/※ち※「overflow」
友人姉妹による典型的なヤマなしイミなしオチなしの、まったりギアス本。
流石は双方中学時代からコミケに出入りしているだけあり、単色・中綴じ・18頁なのに、センスよく買い易きデザインと編集である。
だが差し入れて本を買うのは常道だと思うが、いやがらせと思われていないか少々不安。
鋭角的な画の多いジャンルの中に丸っこい感じが混じり好感を持つ。

その後、水上バスんに乗り、浜松町から山手線で、池袋に出て、焼肉食べ放題・ランチ割引に間に合い、手当たり次第食べる。
明日は30箇所以上の男性向け創作を買い漁るのだが、このタイミングで、いつ寝るかがむつかしい上に夕飯を食べるかどうかも迷っている。
ともかく本日は涼しくて、助かる。
明日3日めもこのようになればよいのだが。

2007/8/17(金)

もってけ「第72回 有明まんがまつり 1日め〜Xの悲劇」

恒例のコミケの戦利品列挙のコーナー。
内容的にこちらの方が良さそうなので。

〇探偵小説研究会/小森健太郎他「クリティカvol.2」
プロのミステリ評論家による300頁を超える批評集。
前回冬の採録である笠井×法月×巽鼎談から始るので拍子抜けしたが、千街晶之の業界全てを相手にしたような笠井×二階堂問題で露呈した<ミステリ文壇への歪みの告発>は見事。
気に入らない千野帽子も、バカ相手だと面白く読め、第2特集「横溝正史」はどれもよいデキだが、これ以降は読む気起きず。
こういうブ厚い文章ものを始めに買っておくと、炎天下の行列のヒマ潰しに役立つ。

〇R-WORKS/ROS「DANCE WITH GUN WOMAN」」(他コピー紙一部)
今回の目当てであるグレンラガン本の1冊め。
勿論好みはニアなのだが、どうも顔がむつかしいのか巧いのがなく、パラ読みして返したサークルが二つもあった。
そんな時に「ヨーコでもいいか」と手に取ったのが本書で、ヨーコの顔をあまり憶えていないのでなにげなく購入。
やっぱりニアがよかった。

〇山猫BOX/ナナセミオリ「LUCKY STATION」(他コピー紙一部)
今回の目的の一つ、らき☆すた本の1冊め。
エロ無しなのは、あの画柄はどうもカラミに不向きがしたので。
2本収録で、一方がかがみんで、他方があきらと両方お気に入りなので、気に入る。

〇CubeSuger/ふたば実和「あきらさまのれんあいじじょう」
らき☆すた本であきら本2冊め。
今回は18禁だ。
だがあきらでエロだと相手は九分九厘みのるになると不覚にも今気付く。
このブログに書くのが久々だからか、後ろめたいものを扱うからか、凄くイヤ〜な文体になっているとも今気付く。

〇UROBOROS/うたたねひろゆき他「ししょこみなーす」「猫褌じゃった」、他委託本一冊(「電脳コイル」本)
久々に90分も並ぶという無謀なことをしたが、どうも1日めは、やはりエロが弱いので、安全パイのウロボを購入。
今回は1日めに18禁で良作をどれだけゲットできるかの思考実験を行うも、どうもイマイチの感アリ。
うたたね先生の鉛筆書きでコミケらしさを感じはしたけどね。
「ししょこ〜」は元ネタ判らず終い、「猫〜」はねずみ男と一反もめんが猫娘をレイプするという内容だが、リニューアル版現在の猫娘なので萌え。
嗚呼!やはりイヤ〜な文体だな〜。

明日、明後日、そして次の日はGHP解散だけを取り上げ、久々にコミケレポートの名を借りて連続更新するのでお楽しみに!
やっぱ、おかしいわ、疲れてんのかな。

2007/3/24(土)

「血染めのユフィ」への伝言

「久しぶりだな」
「ああ、久しぶりだ」
「勝手に改変されるは、迷惑メールは多いわで、皆ミクシイの日記でブログするのは当然だ」
「レスやコメントの心配もないしな」
「そんなことより、『コードギアス 反逆のルルーシュ』!」
「凄いな、後3話で一応のケリ付けなきゃならない時にアレか」
「伏線としてはC.C.と同族のシルエットの少年が式根島にいたし、マオでギアスの暴走はたっぷり描いているし納得はするが」
「ここまでやるかという久々に表現者という人種の怖さを感じた」
「ああ。丸く収まる寸前でアレだ。これくらい次回観るのが怖いアニメもめつらしい」
「ホント観たくない。でも観たい。ユフィを観たくない。自殺で済むレベルではない」
「ヴィレッタは輪姦確実だろうし。アレだけ男の視聴者の評価が変わり、同時に媚態にトリコになったキャラはいないだろうに、それが輪姦」
「ユフィとヴィレッタがブッ壊れるところを観るというなんという卑劣なアニメ!」
「輪姦なんだよな〜、普通の(?)レイプなればそのダメージと後遺症はかなりのものだが、加害者は結局自分の魅力に屈服したと解釈は出来る」
「だから本宮ひろ志の漫画みたいに床惚れというご都合主義にいける」
「けれど輪姦って逃げ場ないんだよ。谷口ってレイプ描くの好きだけど『無限のリヴァイアス』も『スクライド』も輪姦で、好きだからレイプとか一度も無い」
「ある意味潔癖な男だと思うが、ヴィレッタとラブラブセックスをした後の扇はどういう気持ちになるんだ?」
「それを云ったらユフィというセレブで筆卸したばかりのスザク君だってその怒りと哀しみは相当なもんだ」
「観たくね〜!」
「観たくね〜!」
「谷口の信条って何より、キャラに嘘はつかないったずっと云ってきたんだよ。その行動原理に外れるようなことはしない。人気が出てきたから・グッズが売れたから企業の差し金で、とかでそのキャラに不自然なことはしない。それでやってきた良心的な男なんだよ。今回を観ていて初めて気がついた!コードギアスってギアスという嘘迄設定の中に入れ込んだ、自作のアンチテーゼなんだよ」
「その嘘をつくことがいかに罪深いことか、という」
「うん。だから、例えばC.C.ってどう考えてもいい人生過ごしてないし、過酷な目に遭ったようだが、ではシャーリは?これからのヴィレッタやユフィの生き方は?となると不幸に物差しはないということなんだよ」
「きみは谷口にヘーゲルを見出したけど、そのキャラの行動原理にはみ出すようなギアスという設定があってもそれでもその人物はその人物という空間的把握なんだよね」
「空間的とは限定なんだが、その空間に全てが、全てがあるような世界。つまり0という数字があらば、無限となる。つまりルルの別名<ゼロ>だ」
「リヴァイアスやスクライドでは限定された空間を、ガンソードでは流刑地星を舞台にしたが、そこでは辺境と中心の差異が物語を作り出したが、コードギアスには既に中心がないのだ」
「うん。ルルも、皇帝も中心ではなくなりつつある。これほど野心的な進化をした作家って中上健次以来だと思う」
「限定とかってひきこもりの自分であり、それに自覚した奴って全能感を持つけど、巧くそれから回避しているな。最早中心のない世界とは現在世界の暗喩だろうし」