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▼2017/6/19.2(月)

2016年6月19日(日) 昼
とりあえず保証人は保留して、入院に必要なものの説明を受けました。オムツ、タオル、ボディソープ等。
「売店で買っちゃいましょう」と母が言って、父はカフェで待ってもらって、コンビニで買い物をしました。

オムツはわかるけど、ボディソープとかいるのかなあ。お風呂入れるのかなあ、と思いました。私は入院したことがないので、看護師さんが身体を洗って拭いてくれることを知りませんでした。
看護師さんに買ったものを届けました。

「あ、そうだ、彼のおかあさんに言わなきゃ」と私が言い、心配した両親がついてきてくれることになり、タクシーで向かいました。

受付で施設長を呼んでもらいました。私の両親を紹介して「お話があります」と言うと、応接室に通されました。
施設長と、営業担当、上司の方がたまたまいました。彼の状態を伝えると、とても驚きました。
「だって、お元気でしたよ? 昨日いらっしゃいましたよね⁉」

私がまだ妻ではないことを伝えると、もっと驚きました。入居時、連絡先に私は妻として記入していたし、内覧した時から「妻です」と彼は紹介していました。彼の母も、私をお嫁さんと周りに言っていました。

そして、保証人をどうするか、という話になりました。何かあった場合、保証金の返金が発生するので、基本的に親族でないと。誰か探していただけますか?と言われました。

私と施設長2人で、彼の母のところへ行きました。義母は談話室で、輪になってお喋りをしていました。
私「おかあさん」
義母「あれ、どうしたん一人で?」
私「あ、うん、彼は来れなくて」
義母「何かあったん?」
彼に何かあったと直感でわかったんだろうか?と思いました。
義母は私に言いました。
義母「もしかして、赤ちゃんできたん!?」

笑顔で喜ぶ義母に、母親が一番悲しむことを、私は告げました。
「違うよ、おかあさん。彼が入院したの。もう助からないんだよ」

義母は、最初は理解できませんでした。見かねた施設長が、自室に帰ることを促しました。
義母は泣きました。「病院に連れていって!」と叫びました。「なんで、あんたがついててそんなことになったん!」混乱して、叫ぶ言葉がひどくなってきました。
「今は会えないの。容態が落ち着いたら行こうね」そんな日は来ないのに、私はそう嘘をつきました。

父と兄を亡くしている老いた義母に、私は残酷なことをしてしまいました。
話さなければ、伝えなければ、と思ったのは私のエゴであり、義母にとっては知らなくても、むしろ知らない方が良かったことなのかもしれません。

2017/6/19(月)6:17
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